カテゴリ:「兀橋のアミノ酸分析奮闘記」記事一覧

はじめてのフィールド ~Part Ⅳ 連絡が取れない~

2018年4月15日 12:00

さあ、いよいよフィールド最終日です。 (何をしたかは覚えてませんが)午前中の作業を終え、フィールドに向かいます。 最後ということで、みなさん気合が入っています。 私もせっせこらと、化石を探します。 異常巻きアンモナイトの破片やらが見つかりますが、これがまた殻体が保存されていないのです... うーむ、なかなか上手くいかないもんです。 そんな私を見かねた先生から助言を頂き、めちゃくちゃ大きい母岩を割り…つづきを読む

はじめてのフィールド ~Part III 金沢の雨男~

2018年4月 8日 12:00

次のフィールドへと向かいますが、台風の影響により、雲が暗くなってきました。 先生「雨降りそうだね~。なんとかもってほしいな~。やっぱり、おれは雨男なのか(笑)」 私の指導教員は雨を呼ぶ男として有名です(たぶん)。 先生「あれ?でもキミの学年の野外実習も雨ばっかりだったよね?おれの担当が終わっても雨が降ることあったし、キミが雨男なんじゃないの?(笑)」 私「確か、4月にJAMSTEC…つづきを読む

はじめてのフィールド ~Part II 化石が採れない~

2018年4月 1日 22:35

翌日、早速フィールドに向かいます。 みなさんの目的は、化学合成の化石ですが、私の目的は化学合成に限らず、アミノ酸を保存していそうな「保存の良い化石」を見つけることです。 ただ、そこは、北海道の山の中。生物学的な恐怖は常に持ち合わせています。 私は、ひとりで北海道の化石調査は絶対できません。 なぜなら怖いから(熊おるし)。 ひとりで調査できる人たちを、尊敬します。 さて、沢に入っ…つづきを読む

はじめてのフィールド ~Part I 2人の研究者との出会い~

2018年3月29日 06:38

新千歳空港に降り立った私は、札幌を足早に観光した後、「スーパーカムイ」に乗って、岩見沢駅へ向かいます。 私は、小さいころから電車が好きだったので、様々な地方の電車に乗ることにわくわくします(特に顔が好きですね)。 岩見沢駅で先生と合流し、宿に向かいます。 (岩見沢駅前にはきれいな花壇が広がっていました。) その道中で、ホームセンターに寄り、足りなくなった物資を調達している東大博の佐藤圭博士研究員(…つづきを読む

JAMSTEC修行の旅 その2

2018年3月25日 17:54

翌朝、9時にJAMSTECに到着し、続きの誘導体化を行っていきます。 反応試薬をバイアルに入れて、加熱し、2時間待機です。 2時間後、反応試薬をバイアルに入れて、加熱し、再び2時間待機。 "待つ"ことが多いので、じっとしていられない性格の人は向いていないかもしれませんね~。 ここで、お昼ご飯です。 JAMSTECの食堂で力石さんとごはんです。 すると、となりに外国人が座ってきました。 途端に、会話…つづきを読む

JAMSTEC修行の旅 その1

2018年3月24日 09:11

夏、いよいよ、力石さんからアミノ酸の抽出・誘導体化の手ほどきを受けることになりました。 今回は、アミノ酸の窒素同位体比分析を行うための、アミノ酸の同定から濃度の調整法までを学びました。 先生は北海道でのフィールド調査中でしたので、私一人でJAMSTECに乗り込みます! JAMSTECの「かいよう」の出迎えを背に、力石さんと実験室へと向かいました。 実験室に入ると、早速、前処理の指導が始まりました。…つづきを読む

アミノ酸プロジェクトの幕開け ~巨匠との出会い~

2018年3月20日 20:27

4月、金沢では桜が満開です。 4年生に上がり、本格的に研究が始まりました。 まずは、研究の方針をかためていきます。 基本的には、指導教員との相談の下、研究方針を固めていきますが、 指導教員はアミノ酸の知識をほとんど持ち合わせていなかったので、 アミノ酸の窒素同位体比を用いた栄養段階推定手法を開発したJAMSTECの力石嘉人氏(現 北海道大学低温研究所)と、有孔虫の研究者の土屋正史氏と打ち合わせして…つづきを読む

松木先生のコトバ ~大学院へ進学すべきか~

2018年2月23日 18:05

研究テーマが決まりましたが、その裏で起きていた、大学院進学への経緯を少しお話します。 今の時代、理系学生は大学院へ進学することが当たり前のようになってきました。 金沢大学自然システム学類(2018年度から地球社会基盤学類に変わります)も進学率が60%と、大学院へ進む人が多いです。 私の周りの人も、「大学院に進学する人」が多かったです。 「とりあえず行きたい」とか「そういう世の中の流れだから」という…つづきを読む

研究テーマ ウルトラC

2018年2月16日 15:45

さて、研究室が決まったところで、次は研究テーマ決めです。 ロ「何がやりたいの?」 兀「卒論発表会で1位を獲りたいです!! 1位を取って、GPAと研究は比例しないぞと、後輩たちに夢を与えたい!!(ほんとは、カッコイイところを見せたいという下心です...)」 (地球学コースでは卒論発表会に上位2名までが表彰されるのですが、私は甲子園を目指す球児のごとく、野心がありました。) ロ「それはいい目標だね。う…つづきを読む

ジェンキンズ研へのトビラ

2018年2月15日 20:30

「研究室を選ぶ」というのは、人生のターニングポイントといっても過言ではないでしょう。だからこそ、たくさん悩みました。みなさんも悩んだ(悩んでいる)と思います。 私が、研究室選びにおいて大事にしていたことは 「自分のやりたいこと」 「指導教員」 の2つです。 私は入学当初、具体的に「やりたいこと」がありませんでした。自分が何に興味があるのか、探りながら講義や実験をこなしてきました。 漠然とやりたいな…つづきを読む

まえがき

2018年2月15日 18:59

みなさん、こんにちは。 このページに足を運んでいただきありがとうございます。 ここでは、ジェンキンズ研3期生である兀橋大二郎が、3年間の研究生活を通して、悩み、苦しみ、楽しんだエピソードを綴っておきます。 僕の「死ぬまでにやりたい10のこと」のひとつに「本を書くこと」があります。その練習といっては読んでいただくみなさんには失礼ですが、 エピソードを通して、学生視点でのジェンキンズ研究室の魅力を赤裸…つづきを読む