第67話 深夜の修論推敲

2019年6月 2日 12:00 カテゴリ:兀天狗

年が明け,学生生活も残り3ヶ月となりました.

研究もいよいよ大詰めです.

ひたすらに,修論を書いていきます.

おとなりの鉱物・結晶学グループの修士は,英語で修論を書いていたので,

それに比べれば,優しいもんですね.

いまとなっては,英語で書けば良かったと思うこともあります.

その後の論文化作業がスムーズにできると予想されるので.

私がジェンキンズ研で学んだ(卒業・修士)論文の書き方の手順を以下に記します.

1. 箇条書きで述べたいことを羅列する.

2. 一番伝えたいことを中心にストーリーを組み立てる.

3. 先生と議論する.

4. 必要な図表を考える,作る.

5. 先生と議論する.

6. とりあえず,通しで全文書いてみる(間違っても良い)

7. 先生と議論する(先生の校閲).

8. セクションごとに見直して,校閲をする.

9. 先生と議論する.

10. 先生と議論する.

11. 先生と議論する.

12. セクションごとに見直して,校閲をする.

13. Abstractを書く.

14. 先生と議論する.

15. OKが出たら,提出!!(おつかれさまでした!!)

(あくまで,私の考えなので参考までに)

当時,ジェンキンズ研には卒論生と修論生が2名ずつの計4名が,卒業・修士論文を書いていました.

4名というのは,ジェンキンズ研史上最多の人数で,

例年1月は,先生がありえないくらい忙しい日々を過ごします.

特に,卒論生は,初めての研究なので,先生の指導も熱が入ります.

加えて,授業や様々な事務作業も担当しているので,

毎年,「今年は倒れるんじゃないか」と少し心配になります.

まあ,何が言いたいのかというと,

ジェンキンズ研の1月は自分の思った時間に先生と議論できないことがあります.

なので,提出日ギリギリに出すのはやめましょう.

ジェンキンズ研に限らず,

自分のキャパが最優先ですが,より質の高いものを仕上げるためには,提出日ギリギリに見てもらっていては遅いです.

逆の立場になって考えましょう.

「明日提出日なので確認お願いします」と第1稿を前日の夕方に出されても困りますよね(私的には).

なので,完成度が100%でなくても良いので,早め早めに議論しましょう.

と,なんかかんか言っていますが,

私が修論の第1稿を先生に送ったのは,提出日の5日前でした(笑).

以降,毎日1章ずつ修正していきました.

焦りはありますが,ジェンキンズ研はみんな大学にいました.誰かがいました.

そして,先生も朝から朝までサポートしてくれるので,心強いです.

深夜のジェンキンズ研でくだらないことで大爆笑したりしていたのが懐かしいです.

先生は疲れてくると,

・声がかれる

・笑いのツボが浅くなる

・深夜にニコニコしながら学生部屋に様子を見に来る

などの症状が現れますので,学生さん達はそこらへんも見ときましょう(もう少し睡眠をとってください).

さて,一方の私は修論提出日の朝6時にAbstractの第1稿を送りました.

残された時間は,あと11時間.

すみません,もっと早く出さなければなりませんでしたね.

一時帰宅し,少し寝てから大学に戻ります.

異常な生活リズムでしたが,楽しかったです.

言わされているわけではなく,M2の冬はめちゃくちゃ楽しかったです.

むしろ,これでジェンキンズ研生活がまたひとつ終わってしまうと考えると寂しいくらいでした.

先生の最終チェックが終わり,修論を提出しました.

あとは,発表にむけて,スライドを作る(そのあとは修論差し替え).

あ、古生物学会が週末にありました.

その準備をしなければ!!!!

余談ですが,修論提出後,4年生と卒論発表のスライドについて,ずーっと議論していたのですが,

いまでも思い出すと,頭をめちゃくちゃ使いましたね~.

でも,みんなで少しずつ良いものを作り上げていく感覚がたまらなく気持ちいいです.

2年前のKさんのように,彼らに少しでも力になれていたら嬉しいです.

ゼミは深夜まで続き,帰宅が遅くなってしまいました.

翌朝寝坊してしまい,当時お付き合いしていた彼女を迎えに行けず,激怒されたこともいい思い出です(反省してます).

やっぱり,ゼミの議論って楽しいからね.

時間忘れてしまうわ(笑)

みなさんは,私みたいにならないように気をつけましょう.