研究テーマ ウルトラC

2018年2月16日 15:45 カテゴリ:兀橋のアミノ酸分析奮闘記

さて、研究室が決まったところで、次は研究テーマ決めです。

ロ「何がやりたいの?」

兀「卒論発表会で1位を獲りたいです!! 1位を取って、GPAと研究は比例しないぞと、後輩たちに夢を与えたい!!(ほんとは、カッコイイところを見せたいという下心です...)」

(地球学コースでは卒論発表会に上位2名までが表彰されるのですが、私は甲子園を目指す球児のごとく、野心がありました。)

ロ「それはいい目標だね。うちの研究テーマならある程度は狙えると思うけど、こんなのはどう?」

極限環境生物の生態に興味があった私に提示されたテーマは、

「日本最古の化石メタン湧水」

「沈木群集の化石記録」

「金属うんち」

「アナガッチンガーZ」などが記憶にあります。

どれもおもしろそうだな~と決めかねていました。

私は人と同じことをすることが嫌いで、誰もやらないようなことをやりたいという性格です。

研究というのはそもそもが、誰もやっていないことなので、人とは違ってくるのですが、歴代の先輩方のやってきた研究の引継のようなスタイルではなく、自分が拓いていく研究をしてみたかったのです(前者の研究も非常に大事なのですが当時の私はわかっていませんでした)。

また、研究テーマを決めるにあたり、大学院に進学するかどうかが大きなポイントです。

1年と3年では研究のビジョンが全く異なると思います。

当時、私は進学するかどうか悩んでいました(詳しくは次の章で)。

さて、そんな中で先生がポツリと一言。

先生「実は俺が10年前に挫折したウルトラCのテーマがあるんだけど・・・興味ある?」

兀「どんな話ですか(さすがにないとは言えません)」

先生「化学合成細菌との共生の起源を探ろうとする研究なんだけど、(中略)その第一歩として、アミノ酸を使って古代の食物連鎖、生態系を復元しようとするテーマなんだ。大学院に進学するならこのテーマでもいいんじゃないかな。」

アミノ酸、古代の食物連鎖、生態系復元、なんと美しい響きでしょうか。

しかも、このテーマなら化石を採取しに、フィールドに調査に行ける!!

あの感動をもう一度!!

さらに先生がダメ押しで一言。

「この研究テーマはかなりしんどいけど、キミはセンスがあるからキミならイケる!!」

煽てられると乗ってしまう性格の私は

乗りました。

てなわけ、私の最初の研究タイトルは

「個別アミノ酸の窒素同位体比を用いた古代の生態系復元 ~化学合成細菌の共生起源の解明を目指して~」

に決まりました!!(タイトルがかっこいい!)

いよいよ、研究が始まります!!!

(つづく)