第29話 アディショナルタイム

2018年7月29日 12:00 カテゴリ:兀橋のアミノ酸分析奮闘記

卒論が終わったから、春休みだー!!!!!!

とはなりません。

5月に開催される地球惑星連合大会に参加するための要旨を提出しなければなりません。

その締切は、卒論提出日の1週間後。

ただ、念願の学会発表なので、楽しみでもありました。

卒論のアブストと違うところは、

・学会の趣旨に適した構成にすること

・共著者がいること

『共著者』とは?

私は共著者の意味をわかっていませんでしたが、

・その研究の完遂に重要な貢献をした。

・最終稿を承認している。

・論文に対して責任をとれる。

というのが、著者です(これから論文を書く若者のために/酒井聡樹 より抜粋)。

当たり前ですが、私ひとりの研究ではなく、名前を載せた共著者も含めた研究になります。

本来は筆頭著者である私が、共著者に連絡すべきなのですが、先生が「こんな感じで連絡するんだよ」と代わりに連絡してくださいました。

嬉しいことに、共著者のみなさんは快諾してくださいました。

さらに、共著者のひとりである力石さんから「7月の有機地球化学学会で発表してくれると嬉しい」と連絡があったのですが、

私がメールに気付く前に、ジェンキンズ先生が「了解しました。」と返答し、知らぬ間に学会に行くことが決まってしまいました(笑)。

元々、6月に開催される1st International Workshop on Ancient Hydrocarbon Seep and Cognate Communities(国際化石メタン湧水学会ワークショップ)と古生物学会に参加しようとしていたので、

5月にJpGU、6月に国際化石メタン湧水学会ワークショップ、古生物学会、7月に有機地球化学学会の4連発の予定になりました。

ちょっとハードやすぎないかい?(笑)と思わず笑ってしまう日程でしたが、これを超えれば、一回りも二回りも成長できる気がして、不安よりもワクワク感でいっぱいでした。

さて、もうひとつの『学会の趣旨の適した構成』とは?

私は、『いかにその学会に参加する人に興味をもってもらうか』だと考えています。

発表ネタの唯一の情報源であるアブストで、いかに「この発表おもしろそうだな、聴いてみよう。」と思わせられるか。

例えば、私の研究の場合、『アミノ酸の窒素同位体比』、『軟体動物の殻』、『化石』などがキーワードとして挙げられますが、

有機化学の人からすると『化石』中心で話しても興味をもちにくいでしょうし、

古生物の人からすると『アミノ酸の窒素同位体比』がどういうツールなのかもわからない可能性があります。

なので、参加する学会に応じて、構成を考える必要があります。

私の場合、

JpGU → 古生物への可能性

化石メタン湧水 → 化学合成への可能性

有機地球化学 → アミノ酸の窒素同位体比の応用

といった具合に書くことになりました(書けたかはわかりません)