第22話 生命の星・地球博物館

2018年6月10日 12:00 カテゴリ:兀橋のアミノ酸分析奮闘記

受付のお姉さまに、訪問の旨を伝えると、博物館の中へ案内していただきました。

奥に進むと、松島先生と学芸員の田口さんが出迎えてくださいました。

まず、松島先生から「どういった研究なのか教えてくれ」とのことで、私の研究を説明し、博物館の標本をどのように活用するのかを説明します。

自分の研究を人に伝えるというのは、とても難しいです。

特に研究を始めたばかりのこの頃は、視野が狭く、自分の研究分野がメジャーなのかマイナーなのかがわかりません。

古生物学の人に話すときと有機化学の人に話すときとで、伝え方を変えなければならないのです。

"自分本位の知識"で説明してしまい、松島先生には上手く伝わったのでしょうか。

ここらへんの能力は、指導教員を見習わなくては!!と感じましたね。

Anyway, 目的の化石標本を提示していただき、その説明を受けます。

当時は全くと言っていいほど、"標本を借りる"際にすべきことを把握していませんでした。

・いつ、どこぞのだれが、どの標本を、何個体、何のために借りるのか。

そのメモを書き残すということも知らず、松島先生の仰せのとおりにメモを書き残してきました。

このルールは、収蔵施設によっても異なるので詳しくは担当者に必ず尋ねましょう。

"標本の借用ルール"を無視すると、本人だけでなく、指導教員の信頼も損ねてしまうので、学生の方は注意しましょう。円滑に研究を進めていくためにも、人間関係、信頼関係はとても重要です。

必要な書類を記入し、ついに化石標本を手に入れました!!!

化石を採ることはとても難しいと北海道で肌で実感していた私は、標本を借りることのありがたみをかみしめていました。

その後、せっかくだからと、松島先生が執筆された本、「貝が語る縄文海進」を見せていただきました。

(おお、これはもしや、いただけるパターンか!?)

松島先生「この本、売店で販売しているので、興味があれば購入してってね。」

まあ、そんな甘くないですよね(笑)。

でも、せっかくなので、考古時代の化石試料に関する知識もありませんでしたし、購入しました。

タダで知識を得ようなんて、そんな甘いもんじゃないですね。

帰る前に、博物館の展示物を見てきました。

「生命の星・地球」ということもあり、地球の成り立ちから人類の進化など幅広い分野の展示物がありましたね。

個人的には、世界の美しい昆虫の標本が印象的でした(写真は載せられないので、見たい人は私に連絡ください)。

地球科学が好きな人は楽しめると思いますよ!!

博物館を後にして、金沢に向けて帰ります。

が!!!!!!

せっかく、ここまで来たので、「そうだ、箱根温泉に行こう」と思い、箱根湯本に行ってきました。

駅を出て広がる景色を見て、

おおお!!!箱根駅伝のコース!!!と興奮したのを覚えています。

DSCN7910.JPG

念願の地を訪れ、箱根温泉でゆっくりしてきました。

同じころ、金沢では同級生が文献演習で苦しんでいるのに、私はのんびり優雅に箱根旅を満喫していました。

これも文献演習を終わらせていたからこそできたことで、もし文献演習が終わっていなければ、JAMSTECにも行けなかったかもしれません。早めに終わらせといてよかったなとつくづく思います。

研究を円滑に進めていくためには、文献演習をコツコツやっておくことが肝心です。

その夜、夜行バスに乗るために、静岡県の富士駅に到着しました。

ご飯屋さんを探していると、先生から電話があり、成果報告と今後の研究の進め方について話したのを覚えています。

かなり充実した1週間を過ごすことができたので、達成感があり、楽しい電話でした(しかし、充電が10%を切っていた!!)。

「1週間おつかれさまでした」と労いの言葉をいただけたことがうれしかったですね。

大学の外でたくさんの研究者に触れ合い、「研究って楽しいな」と感じていたので、眠りはすぐに訪れましたし、夜行バスとは思えないくらい深いものでした。

日曜に出発して、金沢→東京→横浜→追浜(JAMSTEC)→金沢八景→新逗子→逗子→鎌倉→藤沢→ホテル→鎌倉→藤沢→小田原→入生田→箱根湯本→小田原→熱海→富士→金沢と、激動の旅をしてきました。

いろんな場所に行ける、これもジェンキンズ研の魅力です。