第7話 はじめてのフィールド ~Part I 2人の研究者との出会い~

2018年3月29日 06:38 カテゴリ:兀橋のアミノ酸分析奮闘記

新千歳空港に降り立った私は、札幌を足早に観光した後、「スーパーカムイ」に乗って、岩見沢駅へ向かいます。

私は、小さいころから電車が好きだったので、様々な地方の電車に乗ることにわくわくします(特に顔が好きですね)。

岩見沢駅で先生と合流し、宿に向かいます。

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(岩見沢駅前にはきれいな花壇が広がっていました。)

その道中で、ホームセンターに寄り、足りなくなった物資を調達している東大博の佐藤圭博士研究員(現 京都大学)と合流しました。

佐藤さんは私が尊敬する七大研究者の一人ですが、そのファーストコンタクトが印象的でしたので、ご紹介します。

ホームセンターに着く10分前。

兀「佐藤さんって、どんな方ですか?」

先生「佐藤くんはいつも走っているような人だよ(笑)」

兀「(いや、全然わからんよ笑)」

先生「優秀でしっかりしているんだけど、どこか抜けていてね。フフッ(笑)。まあ、会えばわかるよ。」

さて、車をホームセンターの駐車場に停めた先生と私は、佐藤さんが来るのを待ちます。

(電話にて)先生「もしもし、佐藤くん?着いたので車まで来てください。」

佐藤さん「はーい!!今すぐ行きます!!!」

すると、颯爽と走ってくる一人の男が現れました!

そう。佐藤さんです(ほんとに走っている!!)。

しかし、佐藤さんは、そのまま我々の車を通りすぎて、奥まで走っていきました。

先生「(笑)ね。走ってるでしょ(笑)」

兀「(いや、そのままやん)」

後を追って、車を走らせると、佐藤さんが我々に気付きました。

車に乗ったところで、あらためてごあいさつです。

佐藤さんは、「原鰓類の殻の微細構造の進化」を研究されていて、それがまたおもしろいんですよ。

殻の微細構造で、こんなにもサイエンスが広がるというのは、とても興味深いですね。

人柄も、初対面にもかかわらず、私がいままで思っていた研究者像をぶち壊すほど話しやすく、接しやすかったです。

今後、私の研究生活において、重要な人となるとも知らずに。

さて、この後、もう一人の研究者と会う予定なんですが、なんとポーランド人なんです!!

先生との会話の中でちょいちょい出てくる「カイムさん」とついにご対面です(乗ってきた特急電車はカムイ)。

ヨーロッパ系の外国人と英語で話せるかな~なんて不安を抱きながら、宿に到着すると、長身の外国人が待っていました。

「Hi!」と言って右手を差し出してくれたのは、Andrzej Kaim博士です!

「デカい!!!」

というのが私の第一印象(器もデカいんですよ)。

Kaimさんの手は、とても大きく、握手したときの力強さに、びっくりしました。

まるで、私の手は「千と千尋の神隠し」の坊に握られた千尋のようでした。

そして、もうひとり横に立っていた長身のイケメンポーランド人。

だれだ?と思いながら挨拶すると、Kaimさんの息子さんだそうで、めちゃくちゃカッコイイ(しかも180cm後半はある!)のだが、高校生だというので、これまたびっくり!!!(ヨーロッパは違うね)

先生がここで一言。

「じゃあ、いまから日本語禁止ね。公用語は英語です。」

突然の日本語禁止条例!

そりゃ、そうなるなとは思いながらも、がんばってコミュニケーションしなければなりません(というか英語じゃないと伝わらないし)。

ちなみに、KaimさんとKaimさんジュニアはポーランド人ですが、英語はペラペラです。

てなわけで、ジェンキンズ先生、Kaimさん、佐藤さん、Kaimさんジュニア、そして私の5人での北海道フィールド調査が始まりました!!!!