番外編 しくじり先生 離れたからこそ感じる英語の楽しさ

2018年11月18日 12:00 カテゴリ:兀橋のアミノ酸分析奮闘記

「しくじり先生」シリーズ第2弾!!!

今回のテーマは「英語力」です!!

ポーランドでの日々を通して,英語の楽しさと難しさと自分の不甲斐なさを感じたことは,おわかりいただけましたでしょうか.

(がってん、がってん)

全く英語にふれあう機会のない会社に就職して,はや半年とちょっと.

英語について,いろいろ思うことがある今日この頃.

英語に嫌悪感を抱く学生さんが少しでも,英語の世界に触れられる幸せを感じてもらえればと思います.

・社会人に(英語を使わない環境)なったからこそ,英語の世界へ憧れる.

・英語ができないけどできる.

・やっぱり英語を話したい!!

・社会人に(英語を使わない環境に)なったからこそ,英語の世界へ憧れる.

さて,春から社会人として,働き始めてもうすぐ8ヶ月です.

仕事で英語は全く使いません.

自分で英語を使わない会社を選んだので,不満はありません.

毎日過ごしやすいです.

そもそも英語を使う会社だったら,採用されていないと思います.

地域密着型の会社(らしい)ので,海外の人と交流することはありません.

さて,世の中には「これからはグローバルな社会になるから,どんな仕事にも英語が必要になる」という人がよくいらっしゃいますが,

そんなことはないと思います.

「技術力」あってこそのグローバル進出です.

英語力だけあっても,需要はないでしょう.

社会人になったら,まずは「技術力」を磨きます(同時に言語を勉強する会社もあるかもしれませんが).

「技術力」を磨くことに時間を割いてしまうので,そのほかの勉強の時間が減ります.

技術力を習得したうえで,語学も使えるとググっと世界が広がるでしょう.

私のやりたいことを考えたときに,やはり英語が必要だなと感じるようになって以来,

時間がある且つ生の英語に触れる機会が多い学生のうちに英語の基礎を学んでおけばよかったな,と後悔しています.

でも,英語を使わなくなったことで,物足りなさも感じます.

ポーランドでも感じたわけですが,いろんな国の人と話すのは,こう,なんというか,なんともいえない楽しさ?(←語彙力)がありますよね.

そして彼らとともに時間を共有し,知見を広げたりすることは楽しかったです.

まあ読もうと思えば,英語論文はネットでも手に入りますし,本だって買えますが,

もう一回,あの充実感を得られやしないものか.

・英語ができないけどできる.

私のTOEICの点数からわかるように,日常会話で使う英単語も知りません.

いつも,英語で話す時は,しどろもどろになってしまいます.

が,一般の日本人が知らないような専門的な英語は知っています.

「Trophic position」とか「isotopic fractionation」とか「middle Miocene」とかTOEIC800点の人でも知らないでしょう.

この専門英語はTOIECの点数に現れない私のチカラだと思います.

実はこの夏,ポーランドからクリシュトフさんが来日して,ご飯食べたり,車で送迎したり,研究の話を聴いたりすることがありました.

そのときに,日常会話(このおでんの具はなんだい?とか)は,苦労しました.

何を言っているのかわからないこともありました.

でも,大学で先生とクリシュトフさんが研究のディスカッションしているのを横で聴いていると,

「あれ,なにしゃべっとるかわかるやん!!」

話すことは難しいですが,聴いたことのある専門英語ばかりだったので,理解することはできました.

(クリシュトフさんがネイティブじゃないことも関係あるかな?)

どうやら私は,一般的な英会話のよりも「化学合成」界隈の英会話のほうが理解できるようです.

先日も,スウェーデン博物館から,ステファンさんが来日して,金沢大学で講演をしてくださいました.

私も午後有給をとって(←初有給),講演を聴きに行きました.

そこでも,「化学合成」界隈のリスニング力が実感できました.

講演内容が広義な「深海生態系の古生物学」だったので,あまり深くはなかった内容だった(深海だけど)こともあり,大体理解できました.

そのときに質問はしませんでしたが,飲み会の帰りに尋ねてみました.

ただ,そのあとの飲み会の日常会話はついていけなかった・・・.

しゃべっていることはわかるのだが,その内容(歴史とか文化とか食べ物とか)についての知識がカイムさんだったので,日本語でもついていけなかった.

やはり,自分の関係している土地の歴史や文化,日本食についての知識,所謂"教養"が乏しいようです.

ちょっと話が脱線しましたが,学生さんも同じような専門英語の知識を持っているはずなので,その分野での英語に対して,毛嫌いする必要はありません.

「英語だからな~」と考えながら話を聴くと,よりわからなくなると思います(3年生のときそんな感じでした)

しっかり耳を傾けてみると,意外と理解できるもんです.

TOEIC500点台の私でさえ理解できたので,あなたならもっと理解できるはず.

また,専門英語を覚えたように,"必要になれば"日常会話の英語表現も身につくと思いますよ(私はそれを怠った).

・やっぱり英語を話したい!!

英語が話せるようになりたい.

その思いは,社会人になってから,より一層強くなりました.

英語によって広がる世界と,自分のやりたいことを考えたときに,

やっぱり英語力って必要だなというのが理由です.

それと,最近になって,英語の微妙なニュアンスの違いがとても面白く感じます.

例えば,「わからない」というだけでも

・I don't know.

・I'm not sure.

・I have no idea.

・Who knows?

のように複数の表現があり,それぞれニュアンスが異なるわけなんですが,その違いがおもしろく感じるようになりました.

(日本語でもありますよね)

実は仕事の中にもありました.

化学分析において,測定標本外から混入してくる成分を「コンタミ(contamination)」というのですが,

弊社では「汚染」と表現しています.

まあ,間違っていないので問題はないのですが,個人的には「汚染」には「pollution」の意味も含まれているので違和感を感じてしまいました.

英語を使うかどうかは別にして,純粋に言語のニュアンスの差におもしろさ(興味)を抱くようになりました.

さて,英語ができない輩が長々と続けてしまいましたが,まとめますと,

・社会人に(英語を使わない環境)なったからこそ,英語の世界へ憧れる.→英語を使わない物足りなさ

・英語ができないけどできる.→専門英語ならイケる

・やっぱり英語を話したい!!→英語のニュアンスのおもしろさに気付いた

言語はあくまでツールなので,目的を持つことが大事ですね.