カテゴリ:「研究日誌」記事一覧

JpGUで発表してきます

2018年5月23日 11:30

こんにちは.ロバートです.久々の投稿です. 3月からずっと,卒業・修了生の兀橋君のアミノ酸分析奮闘記の連載が週1回アップされていますね! 卒業したとはいえ,当時のことがありのままに書かれており,私も楽しんでいます.そうかー,あのとき,ハゲハシはこんなことを考えていたのか―など,いろいろな想いにふけってしまいます(笑). さて,私が更新をさぼっている間にいつの間にか5月です.地球惑星科学連合の時期で…つづきを読む

追いコン2018

2018年2月15日 20:18

先週,先々週の卒論,修論発表会の熱気がさめやらぬうちに,卒業生および修了生,今年度で研究室を去るポスドクの方々を送る会(通称,追いコン)が開催されました. 私の研究室(通称ロバ研.正式にはジェンキンズ研もしくは地球生物学研究室)は,金沢大学地球学コースの地質・古生物学グループに属していて,神谷研究室,長谷川研究室,佐川研究室とロバ研の4つの研究室から構成されています.総人数は数えたことがないですが…つづきを読む

修論発表会が終了しました!

2018年2月10日 03:10

こんにちは.ロバートです. 今日は修論発表会でした.今週は北陸地方が大雪に襲われ,修論発表会が異例の1日順延. ロバ研の今年度修了予定の修士2年生2名ももれなく発表を行いました. 化石アミノ酸研究にチャレンジした兀橋君(はげはし)と暁新世の海成層から産出した底生生物群集を調査した山本君の2名が本年度の修了予定学生です. 2名とも自分らしさを出しながら,2年間みっちりやった研究成果を無事に発表できま…つづきを読む

卒論発表会

2018年2月 3日 04:05

学部4年生が取り組んだ卒業研究の発表会が2018年2月1日,2日に開催されました. 地質・古生物グループの発表は2日(金)の後半に行われました. うちの研究室は彦坂君がインド洋の熱水噴出孔に生息する熱水エビRimicarisの体表や消化管に沈殿している熱水起源沈殿物について,渡邊君が鯨骨群集の形成過程を探るうえで重要となる骨内から骨外への有機物の輸送が何によって行われているかについて発表しました.…つづきを読む

初詣 2018

2018年1月12日 03:04

研究室主催で初詣を行いました. うちの研究室では毎年何らかの年始行事を行うことにしています(昨年からですが).昨年は書初めとお雑煮でした. 今年は「初詣にいって絵馬を奉納しよう!」という企画を実施することに.そしてOBから後輩への差し入れとして金一封が舞い込んできたので市場で豪勢な食事もすることに. 2018年1月7日(日),金沢市の台所ともいわれる近江町市場(地元では「おみちょ」と発音されている…つづきを読む

鯨骨水槽閉鎖  鯨骨の切断へ

2018年1月 7日 01:01

こんにちは. 最近,実験室にいく楽しみが一つ減ってしまいました.半年ちょっと前から学部4年生が卒業研究のために育てていた鯨骨水槽を閉じてしまったからです. 鯨骨群集がどうやって形成されていくのかを考えたとき,骨の内部にある有機物を骨外に輸送するシステムが不可欠ですが,そのシステムを探ることを目的に鯨骨を実験水槽にいれて飼育していました(下の写真は鯨骨群集が元気だった頃の写真). これら鯨骨にはバク…つづきを読む

年頭挨拶 これまでの振り返りと今年の抱負

2018年1月 4日 09:00

明けましておめでとうございます. 私が金沢に来た2012年12月から丸5年が過ぎました.それ以前は長いポスドク生活時代にメタン湧水生態系の進化を中心に研究を進めてきました.金沢に来てからは,化学合成生態系が成立している4大環境(メタン湧水,熱水,沈木,鯨骨・竜骨)すべてをターゲットにしようと研究の幅を少し無理をして広げてきました.現在のうちの学生さんの研究テーマはまさにこの化学合成四天王(?)を網…つづきを読む

ロンドン自然史博物館での留学生活

2017年12月23日 21:39

ロンドン自然史博物館での留学生活 こんにちは.ロバート研M1の鈴木です.私は現生のカメ骨群集を研究していますが,今はロンドン自然史博物館のラボに留学しています.今回はロンドン自然史博物館での留学体験を記事にしてみます! 自然史博物館には"Darwin centre(centreってイギリス英語って感じがしますね!)"という研究施設があります.地球学系のEarth scienceと,生物学系のLif…つづきを読む

新たな鯨骨を入手

2017年12月 8日 05:45

うちの研究室のメインストリームになりつつある遺骸に形成される生態系シリーズ(竜骨群集・鯨骨群集)ですが,現生における遺骸依存型生物群集の研究は遺骸の入手から始まります. 遺骸の入手は予想以上に困難なのですが,多くの方々の協力を得てちょいちょい入手できています.先日も早朝に能登の魚屋さんから一本の電話が入りました. 定置網にクジラがかかってしまったようで水揚げされたとのこと.魚の捕獲用の網に,ときお…つづきを読む

同位体セミナー(学内)でM2学生が発表しました

2017年12月 8日 03:49

学内での異分野融合を目指した教員グループ「地球環境-生命-人間の相互作用に関する時系列モニタリング」が数年前に立ち上がり,年に数回セミナーを開催しています. 今回は「同位体分析による生態学的研究」というテーマで九州大学の久米先生をお招きして講演していただくとともに,本学の生物学コースの先生とジェンキンズ研所属の修士2年の兀橋君が発表を行いました. 兀橋君は「アミノ酸の窒素同位体比を用いた古生態系復…つづきを読む

白亜紀のカナダ沖にあった冷水塊ーメタン湧水性炭酸塩岩を調べて判明.論文が無料公開中(2017年12月12日まで).

2017年10月24日 08:46

9月下旬に受理された論文が無料公開中です.無料公開期間は2017年12月12日までです. 温室地球として知られる白亜紀.異論はあるものの基本的には北極や南極には氷床がなかったと考えられています.その当時の海も暖かかったことが知られているのですが,今回,カナダの後期白亜紀メタン湧水で形成された炭酸塩岩を調べてみると,当時の大陸棚縁辺ぐらいの水深は,当時としてはかなり冷たい海水温であったことを明らかに…つづきを読む

竜骨群集(ウミガメバージョン)発見!の論文がオンラインで公開されました.

2017年10月23日 18:52

白亜紀の地層から産出したウミガメ化石と一緒に,そのウミガメの腐敗過程に成立していたと考えられる生物群集(竜骨群集)を発見しましたが,その報告論文がオンラインで公開されました. 興味のある方は論文のPDFをダウンロードしてください.PDF掲載サイトへ また,英語が苦手という方は簡単な日本語解説を書きましたのでそちらをご参考にどうぞ.日本語解説サイトへ. ちなみに掲載雑誌はActa Palaeonto…つづきを読む

研究室ゼミ M2の中間報告 化石生態系の復元に向けた基礎研究

2017年10月17日 20:59

毎週火曜日は定例の研究室ゼミです.通常は朝9時からですが,今日は1年生向けの1限の授業があったので10時30分からスタートしました. 10月にもなるとM2(修士2年)やB4(学部4年)あたりが騒がしくなってきます.卒業・修士研究が佳境にはいってくるからです.データがたんまり出てきて,そのデータが示す事実関係から考察される最も妥当なストーリーを構築する段階に入るのです.その仮説を証明できる新たなデー…つづきを読む

大学一般公開 研究室ブースの企画会議

2017年10月10日 23:11

今月末の2017年10月28日(土)は大学の一般公開(オープンキャンパス)だ.その名も「ふれてサイエンス&てくてくテクノロジー」. 同じに学園祭もやっているので大学全体がお祭り気分になる. 私の属する「地質・古生物学グループ」もブースを出すのだが,今日はその企画会議. このグループには,深海生物の進化史を研究している私の他に,貝形虫という貝殻をもったミジンコみたいな節足動物を研究している神谷先生,…つづきを読む

鯨骨を回収してきました

2017年9月29日 08:46

こんにちは.ロバートです. 数年前から能登半島九十九湾で鯨骨群集や竜骨群集(ウミガメ骨群集)の形成実験を行っています.現在は修士1年の鈴木さん(英国留学中)と学部4年の渡邊君がこれらの実験に取り組んでいます. 昨日は渡邊君の卒業研究のために2ヶ月前に九十九湾の水深約10mに設置した鯨骨の回収を行ってきました.2ヶ月前に4つの鯨骨ブロック(1つは予備)を沈めて,それを1ヶ月おきに3ヶ月にわたって回収…つづきを読む

面白そうな論文 2017

2017年1月 1日 12:15

自分の備忘録のために面白そうな論文をリスト化しておきます. メッセルの化石で鳥類の尾腺中の脂質が保存されていたことを報告した論文. O'Reilly, S., Summons, R., Mayr, G., and Vinther, J. 2017. Preservation of uropygial gland lipids in a 48-million-year-old bird. Proce…つづきを読む